お手頃価格の万年筆を妻の分を合わせてセットで購入しました。
以前、レザー専門店で万年筆ケースを見かけたとき、作成したいなと思っていたところ、型紙のある本を見つけました。
ちょっとお高いですが、購入しました。
万年筆ケース
では、万年筆のケース作成に着手します。
購入した本を開き、材料を確認。
いきなり挫折。。。
これは、革の絞り技法を使用する技術だそうで、型となる「木型」が必要とのこと。
木型の設計図はありませんでした。
木型の作成
材料の準備 および、加工
ふと東急ハンズに立ち寄った時、ハンズでは図面を渡せば、木材加工をしてくれるとのこと。
工賃もそんなに高くありません。
試しに木型の材料を探してみました。
①直径1.5cmの円柱を半分にした木材
②横1.5cm、高さ75mmの長方形の木材
③横9cm、奥行25cm、厚さ1cmの木材
いい感じです。加工しなくてもほぼ加工済みの木材が大量に陳列されています。
それぞれ好みの長さに切ってもらい、③には幅1.5cm、奥行20cmの長方形の穴をあけてもらいました。
組み立て および、研磨
①材料の①の水平部分と②の水平部分をボンドで接着。
②上記①の頭を流線形にやすりで研磨。
③上記②を穴の開いていない材料③の上に固定。
④穴の開いている材料④を上に被せる。
研磨に結構時間がかかりましたが、だんだん、形になってきました。
テスト
実際に革を挟んで絞りの確認をしました。
革の隙間分の穴が開くようにすこしづつ研磨して、穴を微調整。
無理やり革を押し込んで、万力で締めたら、穴の開いた上の木が割れました(>_<)
でも諦めません。
今度は横の添え木を付けて再チャレンジ。
結果
この絞りには「タンニンなめし革」と呼ばれる素材を使用する必要がありました。
(本に書いてありました。)
自分はこの革の判断がつかず、何気に選んだ革で実施したのですが、クロムなめし革だったみたいです。
革が全然伸びず、失敗。。。
最後に
これは結構、難しい。。。
革だけでなく、木工までも試行錯誤しながらの作成です。
しかし、木型はほぼ完成したといっていいでしょう。
木型さえ完成すればあとはたくさん作れます。
タンニンなめし革を探しながら、次の工程に進みたいと思います。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。